客先常駐開発で早期に離任すべきタイミングは?

客先常駐開発の危うさや問題点については、株式会社アクシアの社長ブログを是非一読頂ければと思いますが、良くも悪くも客先常駐開発ってホント現場に依存するなぁ~という話。

自分が関わったとある2次請け案件、エンドユーザーにはシステム部すら無く、システムに関してはド素人。なので1次受けの会社(今後はA社)がシステム開発の全てを請け負っていた訳だが、とにかくこのA社の対応が色々酷かったorz

ちなみにタメになる話でも無ければ、あんま面白い話でもありませんm(_ _)m

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システム部門が無いエンドユーザーでの開発環境

A社との面談を終え、当日勤務先(エンドユーザーの自社ビル)に行ってみると、何やら随分と騒々しい。エンドユーザーは出版業界の会社なので、商品を全国配送する業務を担っており、朝から晩まで大量のコピー機の印刷音、箱詰時に机で書類を揃える時のガンガン音、カタコトの日本語でヒステリックに叫ぶ中国人BBAなど、静寂とは程遠い空間が広がっていた。

とにかく音に関しては劣悪な環境w

大量のコピー機や梱包時に必要な物品が並ぶオフィスの隅に、幾つかの長机が並べられていた。そこではメガネを掛けたやる気無さげな中年男(I氏)と、幸薄げなアラフォー女性が、少し薄汚れ、色落ちした椅子を、ギーコギーコと音を鳴らしながら、空ろな目で作業していた。

偏見かもしれないが、システム部すら無いエンドユーザーの開発現場って、大抵がスペックの低い端末で、開発環境も褒められたものではない印象。あくまで経験談だが…

面談時には大抵、作業内容や技術的な話を中心にすると思うが、作業場所や作業環境についても詳しく聞くべきだったと、そう思わされた頃は時既に遅し。

良い勉強になりましたね。

遅延は当たり前!?あんたらどんな管理してんの!?

数日間の時間を貰い、ソースや設計書類を読み漁った。そんな時に要件定義フォルダを覗くと、既に本番リリース予定日から半年以上遅れていた事を知った。

現場にいるI氏に理由を聞いてみると、想定していたスケジュール間や工数が全くの的外れで、更に開発中は進捗状況や課題事項などをエンドユーザーに全く報告せず、なあなあで進めてきた事に起因するとな。そりゃ遅延するし、ロクなもんできんわいwww

システムの事知らなくても、それを良しとしてたエンドユーザーも馬鹿だけど(;^_^

更に詳しく聞くと、I氏もプロジェクト始動時からいる訳ではなく、当プロジェクトが炎上してから、ヘルプで来たようだった。笑ったのは、当初案件を推進していたPMなどは、A社内の部門配置か何かで現場から居なくなり、そんな現場に嫌気が差した開発者は退職したとかwww

I氏には少なからず同情するけど…

結局当初の事情や経緯を知る者は誰一人おらず、残されたのは十分に引き継ぎが行われないまま、毎日四苦八苦しながら奮闘しているI氏と、そんな状況を知って知らずか、更にヘルプで呼ばれた関係会社のアラフォー女性の二人。そんな現場に来てしまった自分。

ここまで無責任な現場(原因はA社上層部)も初めてだったが、ホント前途多難な船出だった。

炎上案件なのに残業生活とは程遠い日々を過ごす

客先常駐の一つの問題として、慢性的に長時間労働になりやすい環境が挙げられるが、当現場にそんな空気感は皆無で、日々バグで上げられる内容を確認して改修、私とアラフォー女は定時になったら帰る日々。

普通半年もリリース時期が遅れたら、エンドユーザーからの圧力もあると思うが、どこか抜けてるのか、諦めているのか、いつもニコニコ笑顔を絶やさないエンドユーザー。

それが逆に怖いが、行くトコまで行くと諦めがつくのかもしれない.

ただ体力的・精神的なキツさは無くても、自身のキャリアや技術的な進歩は乏しく、このまま現場に居て良いのかと将来への不安を感じることは多々あった。

客先常駐開発には様々な問題があると思うけど、唯一良い点を挙げるとしたら、色々な経験が積め、普通は働けない環境で働ける点があるかなと(決して客先常駐開発は推奨しないが

例えば転職活動を通してYahooやDeNAなど大企業に入るのって、結構ハードル高いけど、たまたま自社と付き合いあったり、社長が知り合いっていう縁故で、客先常駐として入れる事がある。そこでレベルの高い人と仕事をすれば、自身のレベルも上がるし、長年の活躍が認められ、そのまま入社なんてケースも何度か目にした事もある。

とは言え、コレばっかりは運要素が大きく絡むし、全体から見ればかなり少ないケース。実際蓋を開けてみないと分からない客先常駐開発では、こーゆー兆候(将来への不安)を感じたら、早期の離任を検討すべきかもしれない。

そんな生活を二ヶ月続けた頃、私はこの炎上案件から離れ、同じ現場で別案件のPLをやる運びとなり、アラフォー女は契約終了となり、離任された。

全く返事を返さない適当管理者に疑問を感じる日々

炎上案件のバグ改修から解放され、自らが先頭に立って案件推進することになった。

炎上案件の二の舞だけは避けねばと、エンドユーザーと頻繁に進捗報告や問題の共有を行い、要件をまとめた頃。基本設計~開発に伴い、必要な人員とスキルレベルをA社のR氏(I氏の上司)に伝えたのだが、何時まで経っても返答が来ない。

何度メール連絡しても明確な答えは返ってこないので、直接会った時に話を切り出すのだが、了解!!総務に確認して、後でまた連絡するわ!の一点張り。この時、あの炎上案件が生まれた理由(主にA社の企業体質)を垣間見た気がした。

その頃には私が担当する案件以外でも、幾つか案件が同時並行しており、何人か案件推進者がいたが、R氏には全員同様の態度を取られ、とにかくR氏には皆不満と疑念を抱いていた。

結局一度引いたスケジュールを何度も引きなおす日々、ようやく向こうも重い腰を上げ、やっと人員投入してくれたかと思えば、プログラム書いた事もないド素人をよこし、コイツを育ててどうにかしてくれと…何故ド素人を俺がソダテナケレバイケナイノカ…

何とかド素人を育て、彼が一人でも保守出来るまで教育し、無事にリリース出来た。しかし要件定義からリリースまで、ホントR氏には何度も煮え湯を飲まされた。もう絶対一緒に仕事しないと、心に刻む。

自分が直接エンドユーザーさんと関わっていた事もあり、半ば絶対に炎上案件の二の舞だけは避けねば…と正義感も手伝って最後まで面倒みたが、元受けでは無いので明確な責任もない。

変な正義感が自らの首を絞め、気付けば大した経験も出来ず、キャリアも積めないケースもある。少しでも取引先に疑念を抱き、改善の余地が無ければ、早期離任の検討をすべきだなorz

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