プログラマーに未経験から転職するためには!?

現在のIT・WEB業界では”人手不足・売り手市場”と言われ、リーマンショック時などに比べれば、未経験者にも随分と門戸が開かれている印象。また最近では「手に職をつけたい」という思いからか、男子中高生の間でもプログラマー・ITエンジニアは人気の職業みたいですね。

さてそんなプログラマー・ITエンジニアに未経験者がなれるのか!?

20代であれば割と簡単になれますが、30才を過ぎると・・・・といった印象.

ただ未経験でも、自分で何かしら勉強して成果物を作れば、話くらいは聞いてくれる企業は多いです。なので30才超えてるからといって諦める必要はないかと…

また一口にプログラマーといって業務内容は様々、入社する会社に左右されるし、職場によっても結構違います。ちなみに私は今まで、以下のような雰囲気や制度・集まる人も全く異なる3つのシステム会社で働いた経験があります。

  • 東証1部に上場している保守的な大企業
  • SES+受託開発中心の都内零細IT企業
  • SES+自社開発中心の都内ベンチャー企業

中には”ちょっと未経験者には向いていないかも!?”と感じる会社もあったりするので、個人的な経験談含め、どうすれば未経験者(主に20代)がITエンジニア(特にWEB系)になれるか、そしてエンジニアとして成長していくためのコツを全力でご紹介。

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プログラマーの年収はどのくらい!?

学生にも大人気のプログラマーですが、そもそも年収はどのくらいなのか!?

IT人材白書2017では、以下のように紹介されています。

プログラマーの平均年収は約400万円、システムエンジニアの場合は600万円

あくまで平均年収ですが、”年収300万円時代”と言われるくらいです。まあまあかと思いますが、未経験者が一般的なシステム会社に入社すると、大体350万円くらいのスタートではないかと。都内なのか、地方なのかで条件が違ったり、または有名WEB企業や外資系などは、500万円以上からのスタートだったりしますが…

プログラマーの魅力って何!?

次に職業としてプログラマーを選択することに、どんなメリットあるのか…

  • ものづくりに携わることができる
  • 社会の発展への貢献
  • 最先端技術を扱って開発することができる
  • スキルさえあれば何処でもやっていける

こんなメリットが挙げられますが、10年近くIT業界にいる私が一番感じるのは、4点目が大きい。一昔前に比べれば、サーバーも安価で契約出来るし、良質な参考書や初心者向けのWEBサービス(ドットインストールなど)も多い。

自分で勉強でき、やる気さえあれば、初期投資を限りなく抑えながら個人でビジネス(サイト運営やアプリ開発など)も出来ます。昨今では会社に依存せず生きる事が大切だと言われますが、テクノロジーを活用してお金を生み出すことに興味のある方は、以下のリンク先のエントリーを一読するのをオススメ。

エンジニアで稼ぐために大切な19のコト

また業務面でもパソコンとネットさえあれば、出来る仕事は多いので、実力さえあれば満員電車に乗らず、在宅勤務出来たりと良い面もあります。

プログラマーって具体的にどんな仕事をやるの!?

プログラマーの具体的な仕事について、現場によって開発手法(ウォーターフォール/アジャイル)も異なりますが、一般的にシステム開発は以下のような流れに沿って行われます。

  • 1.要件定義
  • 2.設計(基本+詳細)
  • 3.開発(プログラミング)
  • 4.試験(単体+結合)
  • 5.本番環境へのリリース
  • 6.保守・運用(保守開発)

プログラマーとして開発案件に携わる場合、主に3と4の工程を担当する事が多くなりますが、プログラミングを初めて日が浅い内は、4の試験要員として働き始めるでしょう。

それから少しずつ現場に慣れ、システムの全体像が掴めたら、試験実施だけでなく、試験項目書を作成したり、試験実施時に発見したバグ(プログラムミス)を修正、それから本格的にプログラマーとしてプログラミングすることになります。

肝心のプログラミングですが、オープン言語(JavaやPHP、Rubyなど)を使ったWEBシステム開発の場合、一人前に仕事を任される迄に覚えることが色々あります。

  • サーバーサイド系言語(Java/PHP/Ruby/C系など最低どれか1つ)
  • クライアント系言語(HTML/CSS/JavaScript/jQueryなど)
  • サーバー知識(Linux環境下での作業・コマンド/AWSなど)
  • データベース知識(SQL/MySQL/Oracleなど)
  • フレームワーク知識(言語別に幾つかあるがどれか1個)
  • その他システム開発に必要なツール類(git・svn/IDE/エディタ/仮想環境)

上に挙げた技術面だけでなく、当然ですが参画案件のシステムの仕様を理解する事も大切。

大体実務で2〜3年経験すれば、広く浅くの知識ですが、一通りの事は出来るようになるかと。本当に技術者として生きていきたいなら、休みの日に少しずつでも勉強する必要があります。

プログラマーとシステムエンジニアの違いは!?

一般的にプログラマーは、システムエンジニアが設計した設計書を元にプログラミングすると言われており、システムエンジニアは設計も開発も出来るのが当たり前。なのでIT人材白書2017にも書かれていた通り、プログラマーに比べて年収が高くなる傾向にあります。

とは言え、大企業なんかに行ってみると、どうもExcelで設計書?みたいなものを作るだけが得意な名ばかりシステムエンジニアもおり、そーゆー方は全くプログラミング出来なかったりします(;^_^ そーゆーのになってしまうと、転職出来ないので気をつけたい。

ちなみに両者に明確な違いがあるか微妙ですが…

仕様検討・設計やお客さんとの折衝が出来れば、システムエンジニアとして扱われる印象.

新人のペーペー時代、プログラマー(コーダー)として参画し、最初の頃は参考書の写経に始まり、とにかく手を動かし、現場で経験を積み、少しずつシステム開発の全体像を見えてきたら、設計や要件定義など所謂上流工程にも挑戦していくのが、年収を上げていく分かりやすいパターンなのかもしれません。

ぶっちゃげ未経験でもなれるのか!?

冒頭にも書きましたが、未経験でも余裕でなれます

そもそも最初は誰でも未経験者ですし…

またプログラマーは医者や弁護士のように独占資格が必要な職業では無いので、特別コンピューターを毛嫌いしていなければ、やる気次第でなれます。文系云々も関係無い

ただ年齢制限の点において、未経験で30歳を超えていると・・・な企業もあったり。

やはり年齢が上だと、既に会社にいる若手社員も気を遣うだろうし、客先でもあからさまに嫌な顔をされるケースがあります。経験者でもそーなる可能性があるのに、未経験で年齢高めって、ちょっと何か勘ぐってしまうと言うか…

またここで大切なのは、30代プログラミング未経験でも、今までに何か職歴があるかどうか。仮に理由もなく、ずっとニートな30代であれば、採用側も”何か問題あるんじゃ無いか!?”と思うのは当然だし、これはプログラマーに限った話では無いですよね。

何かしら社会人経験があれば、プログラミング未経験の30代前半でも十分受け入れてくれる企業はあります。ただしリクナビなどに掲載されている有名大企業は厳しいので、人材に困っている中小零細IT企業は結構狙い目かなと思います。

転職活動前に最低限やった方が良いことは!?

未経験でもプログラマーにはなれるんだけれど、なるべく良い会社に巡り会い、なるべく高めの年収からスタートしたいもの。そのためには”この人ならやってくれそう!!”と採用者に期待してもらう、もしくは未経験だけど、絶対この人に入社してもらいたいと思ってもらう必要があります。30代で未経験なら尚更。

そのためにはどーすれば良いのか!?

会社におんぶに抱っこではなく、自分で考えて動ける事をアピール.

別にプログラマーに限った事では無いですが、自発的に学習出来るのは当たり前の話。

初心者向けの新人研修をやってくれる会社を探すのは良いのですが、あまり最初から会社に頼るのも困り者。昨今では無料で利用できるプログラミング初学者向けのWEBサービスも多いです。そーいったWEBサービスや参考書を熟読し、チュートリアルくらいはやっておきたい。

ドットインストール

Progate

Schoo

paiza動画ラーニング

コードモンキー

上に挙げたのは無料で利用できる有名なWEBサービスですが、全てをやる必要は無いです。自分で触ってみて一番分かりやすい、使いやすいものを1個だけ利用すれば良いかと。

転職活動前に余裕があればやった方が良いことは!?

ドットインストールなどで勉強した後、ちょっと余裕があり、モチベーションが高いのであれば、資格の勉強をしてみるのは一つの手です。資格を取得したからといって、すぐ仕事が出来るようになる訳では無いですが、体系的に学べるのは大きなメリット。IT業界初学者だと『基本情報技術者』の勉強が一番良いかもしれません。

プログラマーは資格を取得した方が良いの!?
よく未経験者の方がプログラマーになるには、資格を取得した方が良いと言われます。 まあ未経験者に限...

それともう一つ挙げるとすれば、技術的な勉強は広く浅くでも良いので、実際に自分でWEBサイトを作ってみる事です。WEBエンジニアとして働くのであれば、LAMP環境でのシステム開発に携わる可能性は高いですしね。

LAMP環境の略:L=Linux A=Apache M=MySQL P=PHP

プログラミング言語はPHPでなく、Rubyなどでも良いです。まずはLinuxサーバーを構築し、「Hello World」を表示させるところからはじめ、自分のプロフィールサイトでも何でも良いので、手を動かして勉強している事をアピール出来るものを作っておくと良いです。

Windowsなら『XAMP』、Macなら『MAMP』で検索すれば、それっぽい事がすぐ出来るように解説してくれてるサイトがあります。是非是非調べて下さい。

職業訓練施設に通う選択肢について

『職業訓練校』という制度があります。

私は実際に利用した経験がありませんが、友人が失業した後、ハローワークで所定の手続きを行い、無料で職業訓練を受けていました。職業訓練の制度を受けると、待機期間無しで失業保険が貰えたり、無料でプログラミングを学ぶ事が出来たりと結構メリットは大きい。

友人の話では結構レベルが高く、優良講座が多いので助かったと話してました。

まあ1日5時間〜6時間、決まった時間に勉強する必要はあるので、自分のペースで勉強したい方にはちょっと・・・ですが、気になる方は調べて下さい。同じ目標を持った人が集まる訳ですから、一人で孤独に勉強するのが苦手な方には良いかしれません。

こーゆー人は面接で落とされるかも!?

上に挙げた事を実践していれば、殆どの場合で面接くらいは受けさせて貰えると思いますが、実際の面談時、プログラミングは未経験なんだけど、採用担当者が「是非採用したい」と思える人材ってどんな人でしょうか!?

大きなポイントを挙げればこんなところでしょうか↓

  • 一緒に働きたいと思えるか!? 逆にこの人嫌だなぁと思われないか!?
  • プログラマーとして将来伸びるか!? 会社の戦力になってくれるか!?
  • なぜプログラマーになりたいのか!? 熱意があるか!?

未経験な訳ですから、すぐには戦力になりません。

それどころか研修にもお金と時間がかかりますし、実際の業務では会社の先輩方に色々教えてもらう事になり、先輩社員の時間も奪う事になります。なので素直でなく偏屈だったり、人としてまともか・・・一緒に働いても問題なさそうかは一番気になるポイントです。

特に不潔だったり、体臭や口臭がヤバい人は絶対受かりません(;^_^

体臭がキツいエンジニアの契約単価は下がる
急に緊急対応が必要となったり、スケジュールがタイトになると、どうしてもエンジニアの稼働が膨らんで炎上す...

また2点目、3点目は「なぜウチの会社に入りたいのか!?」の質問にも繋がる話ですが、いくら世の中的に需要がある業種だからといって、ITやプログラミングが嫌いなのに、無理してこの業界に入ろうとしている人は受からないし、辞めた方が良いです。

以前に比べれば、ブラックな開発現場も減り、労働時間にも厳しい世の中になりましたが、それでもキツい事は沢山あったりします。未経験の新人であれば尚更。

色んな転職サイトサービスと面談のやり方がある

ちょっと前迄は転職サイトも、リクナビやマイナビ、DODAくらいでしたが、最近では色んな転職サイトサービスが生まれています。それに伴って、従来までのスーツを着たカッチリした面談だけでなく、カフェや焼肉屋などでリラックスした状況下でご飯を食べながらなどの面談もありますw

まさにウチの会社なんかがそーなんですが、ウチの会社はちょっと特殊なので、麻雀に負けたから入社を決めたとか、名前が面白いから採用とか。そーゆー頭のイかれてる企業もあるので、未経験者は特に気をつけてください。

リクナビ・マイナビ・@type・DODAなどの大手は、大企業やお堅い企業の求人が多めな印象ですが、greenやWantedlyなどは『軽い気持ちで面談に来ませんか!?(私服OK)』みたいなのも多い。自分に合ってそうな企業が多い求人サイトはどこか!?

無料で登録は出来るので、とにかく登録だけはしてみるのをオススメ!!

こーゆー会社に入ると危ないかも!?

さてさて長々と書きましたが、結局未経験の人が最初に入るのは、どんな会社が良いのか!?

経営がある程度安定しており、未経験者の受け入れ体制が整っている中小企業.

個人的にはこう思います。

私は今現在、設立間もないベンチャー寄りの企業で働いてますが、ベンチャー故に教育体制などは整っておらず、各々の裁量によって動いています。全てのベンチャー企業がそうではないでしょうけど、ベンチャーはどこもそーいった制度や福利厚生等は充実していない印象。

数人の未経験者が入社して来ましたが、殆ど面倒見られず、悲惨な事になってましたw

以前インターンで働きに来た馬鹿なアニオタ
ベンチャー企業に転職してしばらくの間、本社で炎上受託案件に携わっていた頃の話。 どうやら私の会社...

また大企業とは違って、人が少ない分、出来ない人が一人いるだけで会社の売上にダイレクトに響くし、一人である程度何でも出来る必要があるので、そもそも未経験者を受け入れられない企業が多い。ただそこで2〜3年働ければ物凄く逞しく育ちます。

では次に大企業はどうか!? 年齢や現在の立場(新卒か第二新卒か)によりますが、入社出来るなら入社しましょう。比較的に給料(特にボーナス)が良く、新人研修期間も長いです。

ただ大企業には多くの人がいるので、自分のやりたい事があっても中々希望が通らなかったり、良い案件に巡り会えず、開発経験が積めず、気付けばExcel設計書だけが得意な”量産型なんちゃってエンジニア”になる可能性もあります。

私が新卒入社した大企業では、そーゆーエンジニアが多く、同期も量産型なんちゃってエンジニアになり、転職出来ずに今も尚、飼い殺され続けています。

まあそもそも大企業に入るのって、それなりにハードルは高いので入れるかどうか…

そーゆー意味で、未経験からプログラマーになりたいなら、人材に困っている中小IT企業(研修や受け入れ体制が整っている企業)を探すのが良いかなと思います。そんな企業は未経験でも、20台であれば割と入りやすい。30代も受け入れる所もあります。40代は知らん。

私が2社目に働いていた企業がまさにそーでしたが、経験者の私と同時期に未経験の20台中盤の男女2人が入社し、新人研修を通し基礎を学び、現場では先輩方から手厚くサポートしてもらい、今では立派なエンジニアになってました。

勿論、具体的に関わりたいサービス(例えば「はてな」に携わりたいとか)があるのであれば、そーゆーWEB企業の門を叩けば良いのですが、結構求められるハードルは高いです。

であれば未経験である今、一旦そーゆー中小IT企業で入社し、2〜3年間腕を磨き、それから挑戦すれば良いのかなと。

プログラマーって馴染みの無い方には、物凄く高度な事をやってそう!?とのイメージを持たれる場合もありますが、実際そーでも無いです。勿論高度な技術を扱われている方もいらっしゃいますが…

やる気次第で未経験者でもなれるので、興味のある方は恐れずIT業界の門を叩いて頂きたい。

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