大島てるの絶対に借りてはいけない物件

2015年後半、旭化成建材が工事したマンション一部で、傾きがあると報道がされたけど、不動産は買う&借りるのいずれにしろ、誰にとっても大きなお買い物。物件情報を閲覧するサービスは数多あるが、物件情報を取捨選択するための情報が、あまりに少ないのが現状…

『大島てるの絶対に借りてはいけない物件』は事故物件の具体例や、それを隠蔽しようとする不動産業者の手口、問題のある物件を自分で見極めるためのポイントが紹介されている良書だったので、本書の一部を抜粋して紹介。

気になったら手にとって読んでみるのをオススメ!!

スポンサーリンク

第1章 あなたの周りは事故物件だらけ!

今でこそ大島てるが有名になり事故物件という言葉を耳にする。

本書ではこの言葉を以下のように定義されていた。

事故や事件に関わらず、物件に関わる問題を包括した上で、何らかの問題を抱えた物件

日本では賃貸物件総数が増加の一途を辿っているが、それに比例して事故物件も増加しているらしい。そんな事故物件増加時代に突入した現在、快適な生活を送るため正しい物件の選び方が書かれていた。

事故物件をどうやって見抜けばよいのか!?

事故物件であるか判断する要素に『告知事項』がある。

これは『売り主が買い主に対して、事前に伝えておくべき重要事項』のこと↓↓↓

<告知義務が発生する4種類の瑕疵>

  • 物理的瑕疵(雨漏り、シロアリ被害、耐震強度の不足)
  • 法律的瑕疵(前面道路が都市計画の予定)
  • 心理的瑕疵(自殺、他殺)
  • 環境的瑕疵(騒音、振動、異臭)

ただし裁判所の判例では、一度入居者が生活すれば、告知義務は発生しない考え方もある。泣き寝入りしないで済むように、告知義務の有無に関わらず、事故物件を見抜く4つのポイントが紹介されていた。

多重事故物件〜犯罪者が集まるアパート〜

都内では稀に、同じ物件で事件&事故が起きることはある。

一度事故物件になってしまうと、中々入居者が現れないのは容易に想像できるけど、その結果審査が甘くなり、問題のある人が入居した結果、事件が起きる・・・と思っていたが、実はそうではないらしい。むしろ反対に、事故物件に対しては入居審査が厳しくなる。

事件・事故を起こしやすい物件は、間取りや周辺環境に起因している

事故が連鎖する原因は諸説あるけど、事件・事故を起こしやすい人が集まるのではない。

事件の連鎖を招きやすい物件があるみたい。

本書には情緒不安定になりやすい物件の特徴が挙げられていた。

自殺者を引き寄せるマンション

飛び降り自殺が多いと有名なのが『高島平団地』だが、物件が『飛び降り自殺に適している物件か否か』について書かれていた。

飛び降り自殺に遭遇する確率は低いけど、自殺には『巻き込まれ被害』というものがある。こうした被害に遭わないためにも、しっかりと物件選びに力を入れたい。

放火魔が目をつける燃え種物件

部件選びをする時は、家賃はお手頃か、風呂トイレ別か、駅から近いかなどに目が行きがちだが、本書では『屋外の住環境』について言及されていた。

物件の内見時に確認すべきポイント、住民トラブルが起きないかを知るためのポイント、なかなか目が行き届かない点について教えてくれる。

第2章 悪徳不動産会社の手口

多くの人がインターネットで物件を探すと思うけど、物件の見るべきポイント、不動産会社の賢い選び方がまとめられていた。

コラム欄にはマンションとアパートの違いや、分譲賃貸と賃貸専用のどちらがお得かなど、なかなか興味深いネタについても言及されていた。

曖昧な宣伝文句に騙されるな!

物件の宣伝文句にも色々ありますが、不動産屋が使用する宣伝句は曖昧なものが非常に多い。

その裏に隠されたデメリットを知らなければ後々後悔するので、下の宣伝文句を見たら検証する必要がありそう…

<よく見かける不動産屋の宣伝文句>

  • 駅から徒歩◯分
  • 閑静な住宅街
  • 眺望良好
  • リフォーム済み
  • 日当たり良好
  • 築年数

駅から徒歩◯分は実際に不動産屋が計測したわけでなく、成人の平均歩行速度である分速80mを元に計算されている。交通事情や坂道も考慮して自分で歩いて確認するのが良いだろう。

築年数について耐震基準が1981年6月1日に変更されたので、木造ならば1981年10月以降、それ以外は1982年6月以降の物件を探すのが吉。

不当表示が満載!?「物件情報」の正しい見方

「不動産会社の物件情報」というだけで信用してしまう人も多いが、情報の中には嘘や違反行為が隠されていたりすることがあるとか…

宣伝文句で抽象的な用語は、不動産構成取引協議会によって禁止されている。

例えば宣伝文句の『厳選・格安』のような用語はNGらしい。

他にも気をつけるべきポイントや、物件情報の正しい見方が挙げられていた。

不動産会社の賢い選び方

物件探しでは、必ず複数の不動産会社を訪問すべし!!

同じ物件でも敷金&礼金が異なるケースがあるからだ。ちなみに賃貸物件を扱う不動産会社には、大きく「多店舗展開型」と「地域密着型」の2種類に分けられるらしい。

本書にはそれぞれのメリット・デメリットがまとめられていた。

<定番のセールストーク>

  • どのような理由で賃貸物件をお探しか!?
  • 他の不動産屋を回っても同じですよ
  • 他にもこの物件を検討している人がいるので早めが良いですよ

また不動産屋には定番の営業トークがあり、時間がなくうっかり乗せられないよう注意喚起されている。

NG回答しないように気をつけたいものだ。

第3章 欠陥だらけの建物

欠陥だらけの物件を例に、絶対に借りてはいけない物件も紹介されている。

実際に住んで後悔することを交え、内見時にチェックすべきポイントがまとめられていた。

特に興味深いのはタワーマンション。

以前マスコミにも取り上げられたようだが、子供の出産や教育には良くないことも多い。

生活が筒抜となる壁薄物件

物件を探す際に『間取・トイレと洗面脱衣室の独立』を重視する人が多いようだが…

実際に住んでみると防音が一番の不満に挙げられることが多いらしい

遮音性の高い物件は家賃も高いが、多少は重視した方が良いかも…

ちなみに若干壁が薄くても「独立性の保たれた物件」はかなりオススメらしい。

具体的には下の2つが挙げられていた↓↓↓

  • 2階建てアパートの全4戸で階段の構造が内階段
  • 角部屋で隣と接する壁側にクローゼットがある

タワーマンションは流産や引きこもりが多い!?

これは大変興味深い内容。

東海大学医学部講師の方が、タワーマンションに住む女性の流産・早産の確率について研究されている話。

高層階になればなるほど、妊婦の流産・早産の確率が高くなるらしい。

未だに明確な理由は分かっていないようだが、近々出産を考える家族には大変興味深い内容だった。ちなみにタワーマンションの高層階は子供の教育にも良くないとか…

内見時はココをチェックせよ!

内観写真を見て、条件に合っているからといって即決はNG。

本章では内見時にチェックすべきポイントがまとめられている↓↓↓

<共用スペース>

  • エントランスの掃除は行き届いているか
  • 郵便受けのチラシは散乱していないか
  • ごみ捨て場は綺麗に利用されているか
  • 駐輪場の自転車が綺麗に並べられているか

<キッチンまわり>

  • 自分が使用している冷蔵庫が置けるか
  • ガスは都市ガスかプロパンガスか
  • IHの場合、自分の鍋・フライパンが使えるか

上に挙げたのはあくまで一例ですが、他にも『室内のにおい・すべての窓をあける・窓やドアのたてつけ』など、たくさんの確認すべきポイントがまとめられています。ちなみに内見時は以下のものを持参しましょう。

  • 間取り図
  • 筆記用具
  • コンパス
  • メジャー
  • カメラ

考える事が多くて大変だね。

第4章 敵は住宅の周りに潜んでいた!

住んでみて分かることもありますが、なるべくならば住む前に調べたい周辺事情。

地域毎の特徴を把握しておけば、こんなはずじゃなかったを未然に防げる話。

地域の特徴や民度に要注意!

自分が暮らす地域について調べなかったばかりに、外出が憂鬱になる生活を余儀なくされることも珍しくない。池袋北口や新大久保は多くの中国人&韓国人が住む場所として有名で、お世辞にも夜の治安が良いとは言えない。

文京区や高田馬場など多くの大学がある地域も、一人暮らしビギナーの大学生が多いので、度々近隣トラブルに遭うとか…

また『おばあちゃんの原宿』で有名な巣鴨だが、毎月4のつく日(4・14・24)には縁日が開催される。休日と重なると10万人以上の高齢者が参拝に来るらしく、狭い歩道に歩くスピードが遅い高齢者がいると道を塞がれ、イライラするらしいwww

地名に「谷」や「沼」が入ると水害&地震に注意

2000年に入ってから集中豪雨が急増しているが、極力水害に遭わない物件を選びたいところ。

そこで参考にすべきなのが『洪水ハザードマップ』。これには浸水が予想される区域や、洪水予想の伝達方法、避難場所などが書かれている。

これ以外にも地名に『谷・沼』などが入っていると注意が必要らしい。

世田谷は過去に集中豪雨が発生した場合、三茶や池尻あたりまで浸水しているし、『沼』が入っている地域も過去沼地だったり、地盤が緩い地域も多いとのこと。

第5章 住めば都なんて大嘘!

住んでからはじめて知るトラブルについてまとめられていた。

主に引越し業者や退去時の敷金トラブルがまとめられている。物件探しの時には中々頭が回らないところなので、しっかり知っておきたいものばかりだ。

損をしない引越業者の選び方

新しい部屋へ引っ越す時に多くの人が利用する引越し業者。

最近はアリさんマークの引越し業者で衝撃の報道がされていたが、頻繁に利用するものではないので迷いどころ。引越し業者を選ぶ時に相見積もりで比較する人が多いが、その際に気をつけるべきポイントを3つ挙げてくれている。

引越し業者にも色々なリスクが潜んでるので、安いからと安易に飛びつくのは危険みたい。

敷金トラブルに巻き込まれないために

部屋を退去時にしばしば起こる問題が『敷金トラブル』だが、本章では敷金トラブルに巻き込まれないよう、敷金を不当に差し引かれない方法などが紹介されていた。

敷金トラブルで重要になる考えが「現状回復義務」というものだ。

部屋を退去する際、借主は入居時の状態に出来るだけ近づけなくてはいけない

あくまで出来るだけ近づけるのであり、完全に入居時に戻すということはない。

以前までその考え方が曖昧だったので不当な見積もりが頻繁に行われていたが、「現状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が設定されている。本書ではガイドラインに照らし合わせ、『壁・壁紙・床・水回り・その他設備の不具合』など、貸主・借主がそれぞれ負担すべきものをまとめてくれていた。

スポンサーリンク