エンジニアを指導する立場の新人教育への戯言

どんな職業であれ、どこかしらの組織に属し働いていれば、歳を重ね、経験値がたまるにつれ、会社から新人教育やら、若手の育成やらをお願いされる機会は往々にやってくる。

なぜ藪から棒に、こんな話題を切り出したかと問われれば、以前はてぶのホットエントリーになったこんな記事を読んだからだ。見事に釣られた格好…

エンジニアを指導する立場の人こそ読んでほしい、新卒エンジニアが1年間で上司に感じた5つのこと

記事を読んで頂ければ分かる通り、賛否両論の嵐。言いたい事は分かるが、かなーーり上から目線だったので、同様の指摘をされている方のコメントに、いいねを押すリアクションに至り、こんな駄記事を投稿している。

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投稿主が抱いていた5つのこと

投稿者は自身が指導する側に回るので、これから入ってくる新人に同じ思いをさせないために、自分が新人時代に抱いていた思いを5つほど挙げられていた↓↓↓

  • 「本当にそれググった?」って聞き返さないで欲しい
  • やたら「同じミスはするな」って言わないで欲しい
  • 意見やツールの押し付けをしないで欲しい
  • もっと褒めて!
  • 「わからないことはすぐ聞いて」という人ほど聞くと怒る

自身を戒めるための試みは素敵な事だし、素直に好感が持てる。

ただ日々加筆が行われているが、当初は具体例に細かな記載がされていなかったので、記事を見た人達各々が、色んな妄想を膨らませた結果、賛否両論の嵐が起こっていた印象。

エンジニアにとっての若手・新人教育について

そんな中で特に気になったコメントにコレがあった↓↓↓

上司(指導する側)のほとんどは、技術のプロになりたくてエンジニアという職についたはずなので、技術力はあっても指導に関しては素人だったり、向いていない人がどちらかと言えば多いと思います。
指導レベルがそこで終わっても他に強みがあれば問題ありませんしね。

周りにいた技術思考エンジニアの多くは、上の指摘に該当する傾向が強い印象だった。

教える側ももしかしたら、どうすれば良いの?と頭を抱えている方もいるかもしれない。

ちなみに過去、色んな現場で色んな会社の新人教育の場に遭遇したけれど、コレといって新人教育に関する明確な指針のようなものは当然なく、教える側各々の裁量に任されていた印象。

そもそも新人の数だけ、ベストな指導方法も異なるだろうから、本当に真剣に新人教育を考えるならば、教える側も勉強するつもりで経験を積み、各人にあったベストな指導方法を見つけるといった抽象論しか、正直思い浮かばないねw

そーゆー意味で一つの方法論・考え方を投稿した投稿主は、有意義な事をやったのかも…

そもそも新人教育に熱心なエンジニアは多数派!?

わざわざ赤文字”本当に新人教育を真剣に考えるならば”と書いたが、そもそも真剣に新人や若手を育てることを考えているエンジニアがどれほどいるか…

新人が育てば、教える側も楽になるとコメントする方もいたけど、自社内開発ではなく、受託やSESで客先常駐となれば、育てた新人とは別の現場になる可能性だってある。

そもそも終身雇用は崩壊しており、同じ会社でずっと過ごす事なんて稀で、特にIT業界は人材の流動性が激しい業界なので、最低限のスキルを身につけ、3年程度で転職する若手は多い。

更には上述したようにエンジニアは、自分が技術のプロになりたくて働いているので、真剣に新人教育なんて考えてる人がどれだけいるだろうか…

他にもコメントではこんな意見もあった↓↓↓

教える人は専門の先生じゃない場合がほとんどだ。自分のタスクの合間に教えている。つまり新卒ってのは稼がないどころか指導担当の足を引っ張ってる存在なんだよ。新卒さえいなければ一人月の仕事が出来るところを、指導するから0.8やら0.7人月になってしまっている。

まあ〜ごもっともな意見だよね。

インセンティブなど教える側にメリットが少ない

散々新人教育に消極的なことを書いてきたが、過去自分も目上の方から教えて頂いた事もあるわけで、出来る範囲で教育に携わっている。知らない事教えてもらうことだってあるし…

ただぶっちゃげ、新人育てても直接的に給与に結びつく可能性は低いし、30超えて家庭を持って、子供なんか出来ると、考えるべき事、やるべき事や責任も増え、心の余裕が減ってくる。

そんな中、会社側の論理で強制的に新人教育を押し付けられた日には、どれだけマンパワーかけて気を配れるだろうか…

ちなみに今働いている会社の場合、給与は完全に契約単価に依存するので、新人教育の有無なんて全く考慮されない。そもそも大企業と違って、中小零細企業は一から育てる余裕があんま無い印象なので、内の会社もド素人を入社させない。

稀かもだけど、そんな会社もある。

エンジニアも聖人君子ではないので、会社側も”先輩が新人教育するのは当たり前”と一方的に押し付けず、分かり易いインセンティブがあっても良いかなと。

何をもって評価するか、基準決めるのと、評価する側の人材を育てるのは、ちょっと頭を使う必要はあるだろうけど…

上手くいけば、そーゆー事やる専門のエンジニアも出てきそうだし。

何だかこーゆーこと書くと、心が狭いとか思われそうだ。。。

エンジニアの新人教育の話をしてた筈なのに、最終的には銭の話で帰結してしまったorz

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