新卒プラチナチケットを捨てた同世代友人の話

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三十路迎えた既婚者達が飲み屋で集まれば、大体話す内容は決まっている。

健康診断の結果の悪さ、仕事が忙しいとだの今後のキャリアが主だった話題なんだけど、やっぱ一番多い話題はお金の話だ。これは万人に共通する話題でもあり、悩みでもある。

世代間で考え方に違いはあれど、都心と地方によっても大きな差を感じる↓↓↓

例えば都心の周りにいる人はキャリアは勿論、会社に依存しない生き方や副業を考える方が多い一方、地方の友人はいかに正社員になるか&非正規社員は辛いといった話題が多かった。

そんな私の周りにも深刻な友人(今後はI郎)がいた。

I郎は大学生なら誰しも持っていた新卒プラチナチケットを有効活用しなかった。勿論新卒入社だけが人生ではないし、起業やフリーになるのも良いけど、スキルややる気、目指すべき方向性が定まっていないと大変なことになる。

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写真の世界で生きていこうと考えた同世代I郎

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そんなI郎とは高校時代に出会った。

当時通ってた高校が地元では有名な男子校だったけど、その憂鬱な学生生活の中でも仲良くなれた数少ない友人だった。高校卒業後にI郎は関東の大学へ、私は関西の大学へ進学。

一時は離れたけど、社会人となり上京してから今でも付き合いを続けている。

若かった頃、互いに夢を追いかける者同士だったけど、私は純粋に自分のやりたいことだけで飯が食えなかったので、社会勉強も含めて新卒カードを利用した。しかしI郎は自分のやりたい事を突き詰めるために新卒プラチナカードを捨てていた。

ちなみに互いの夢ってのが、私の場合は演劇やラジオ。I郎の場合は写真だった。やっぱそーゆー世界って飯食っていくのって大変みたい。諦めた一番の原因は実力不足なんだけど….

とにかく写真に熱い男で、根が正直で優しいイイ奴だった。

柔軟な考え方が出来ない?新卒カード破棄の後遺症

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夢を追いかける若者は、あんま人の話を聞かない(ある意味で経験談)

少なくとも私とI郎はそうだった(猛省)

ただ組織に属して社会に揉まれる事で、それだけではやってけない事に嫌でも気付かされる。

所謂丸くなったってやつだ。ある意味でつまらないかも…

良くも悪くもI郎はそのプロセスを経験してないので、どんなアドバイスも聞き入れない。どこか幼稚な考えから抜け出せず、一切聞く耳を持たない姿には驚かされた。

同世代にそんな事言われたら腹立つし、もしかしたらプライドが邪魔してたのかもね。

久々に会った時、しきりに口にする言葉

私が結婚し地元に帰省した際、I郎と二人で旅行に行く機会があった。

終始I郎はこんなことを呟いていた↓↓↓

人並みの生活が送りたいorz

普通に仕事して、彼女と遊んだり、美味しいもの食べたりといった人並みの生活。この人並みの生活が意外にハードルの高いものになってしまったらしい。

新卒プラチナカードを活用してればと、口々に話しても今となっては後の祭りだ。

とにかく今は職業訓練等でパソコンやExcel講習を受け、まずはアルバイトやる事を進めておいた。一応アルバイトを探していたが、どうなったことやら…

現状に不安を感じつつ、何かを変えなければとは感じていた。

この状況が改善されなければ、彼自身も私に情けない姿を見せまいと連絡しなくなるし、こちらから連絡を取るのが億劫になる。こんな理由で縁が切れるのは残念だけど、あの時少しだけ冷静に考えて新卒カードを活用してくれたらとも感じた。

そんな現状でも写真に対する熱量は消えてなかった

I郎との旅行では写真の話が尽きなかった。

一枚の写真や絵から感じ取れる情報、作者が伝えたい想いなど、白黒写真で情報量が減ることで、受け手に想像の幅を持たせるなど、彼なりに考えを持っていたことに驚かされた。

だからこそ社会人経験を通して見識を深め、多くの人と出会うことで、ここらへんの感性も伸ばせたんじゃない?とも感じた。

昨今カメラ技術の進歩は凄まじいので、ど素人でも綺麗な写真が簡単に撮れる。プロに言わせれば「そんなことないよ」と批判されそうだけど…

まあ綺麗な写真を撮る技術はプロから学べる。だたその人にしか撮れない写真、一枚の写真でいかに印象を残せるかなど、もはやコレは技術論ではない気がする。まさ撮り手の人生経験や考え方が写真に投影されるので、やっぱI郎にも一度は組織に属してもらいたかった。

もう遅いけどね…

新卒プラチナチケットを捨てた友人同期のその後

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