銀行システム部で出会った窓際族の老害たち

大企業であれば、どこの会社にも窓際族と呼ばれる老害がいる。

もちろん私が銀行システム部に在籍していた時にもいたんだけど、銀行勤務と一括りに言っても様々な立場がある。

銀行システム部の開発保守を行う行員もいれば、街の営業店で働いている行員さん、そしてシステム部と営業店の仲立ち業務をされる行員さんもおり、私が出会った窓際族の方々は、そんな中間部署に所属される方々だった。

会社の人事・経営に携わった事のない私には馴染みないが、社員を簡単にクビにすることは難しく、会社都合でクビにしてしまうと、求人が出せなくなるなどペナルティーがあるみたい。

最近まで『追い出し部屋』が話題になっていたが、どれだけダメな社員であっても理由をつけて自主退職に追い込むのが一般的らしい。ただし銀行の現場ではそんな雰囲気もなく、むしろ窓際族が定年退職するまで無理やり仕事を作ってあげるケースさえあった。

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申込用紙を印刷するシステム保守に関わってた時の話

銀行窓口には多種多様な記入用紙が設けられているが、申し込み用紙を印刷するシステムの保守運用に携わっていた。

普通に生活していれば「普通預金」や「定期預金」の申し込み、他行への「振り込み」などで銀行を利用するが「一体誰がこんなの利用するの?」と思うような特殊な申し込みもある。

最近の銀行帳票は、記入用紙に名前・生年月日など最低限の記入を済ませ、OCR機能で記入された文字を読み取る便利なシステムになっている。

まあ一部ではOCR機能が実装されておらず、利用頻度の低い帳票は申し込み用紙を印刷する必要があり、帳票印刷するサルでも出来そうな仕事を窓際族に仕事として割り振られていた。来る日も来る日も誰が使っているか分からない帳票の印刷しダンボールに詰める毎日。

私には耐えられないが、定年間近の方々にとってはどう映っているんだろうか…。

そんな窓際族と接していれば気分が滅入ってしまう

そんな窓際族に色々な仕事を作ったり、フォローを入れるという業務に一時期携わった経験がある。自分で調べる習慣がないのか、インターネットに弱いのか不明だが、調べればすぐ分かるくだらない事をいちいち聞いてくる。

窓際族専用のマニュアル作成など、エンジニアとしてのスキル向上は全く見込めない。

非常に稀なケースだろうが、クソみたいな業務が銀行システム部には多くあり、その犠牲になるのは客先常駐で働く下っ端エンジニア達。

1ヶ月くらい関わっていたが、本当に気が滅入って駄目になると感じ、現場を去るどころか、こんな業務を押し付けてくる会社に退職の意を伝えてサヨナラ。

保守運用エンジニアの永遠の命題だろうか!?

私も保守運用に長い期間携わった訳でもなければ、保守運用のスペシャリストではない。

しかし特に金融系保守運用エンジニアは圧倒的に決まり切った雑務の繰り返しで、頭を使う必要がない単純作業ばかりなので、エンジニアのスキル向上は期待できないケースが多い印象。

銀行側もそういった誰でも出来る単純作業を、外部ベンダーなどに外注しているが、その作業に携わるエンジニアが何も気づかず、何も考えず、何となく働いてしまうと、この単純作業に疑問を持つこともなくなり「完全に社畜化してしまうのでは?」と銀行の窓際族を見て考えてしまった。

後から聞いた話だが窓際族に接したり、単純作業を繰り返すだけの現場は窓際化・社畜化するのを恐れて若い人材ほど馴染まず即退職していたようだ。

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